治療用メガネ

斜視・弱視とは

斜視

斜視とは、ある一点を見た時に、片方の目の視線だけは正しく目標に向かい、もう一方の目の視線がずれている状態です。
斜視はその方向によって、片方の目が内側に寄る内斜視、外側に寄る外斜視、上下のいずれかに寄る上下斜視などに分けられます。
また、常に斜視の状態にあるものを恒常性斜視、ときどき斜視になるものを間欠性斜視といいます。

斜視の種類

斜視は目の位置によって、内斜視、外斜視、上斜視、下斜視にわけられます。

  • 内斜視
    内斜視
    片方の視線が
    内側を向いている
  • 外斜視
    外斜視
    片方の視線が
    外側を向いている
  • 上内斜視
    上内斜視
    片方の視線が
    上側を向いている
  • 下斜視
    下斜視
    片方の視線が
    下側を向いている
プリズムによる眼位の補正

プリズムは横から見ると三角形をしています。底辺の部分を基底(Base)と言い、光の進む方向を一定の角度だけ基底の方向に変える働きがあります。その働きを利用して、下図のように斜視(斜位)眼のズレを補正します。

内斜視(斜位)の補正の例
内斜視(斜位)の補正の例
プリズムの基底を外側(基底外方=Base Out )にして補正

弱視

弱視の治療は早期発見、早期治療が大切です

弱視とは、視力が発達する途中の乳幼児の時期に、ものをはっきりと見ることができない状態にあったため、
正常な視力の発達ができなかったと考えられています。
原因として、斜視や屈折異常(強度の遠視や乱視または、遠視で左右の度数差がある場合)などが考えられます。
弱視の治療に大切なことは早く発見して早く治療を行なうことです。視力の発達期間(5~6歳)を過ぎてしまうと治療の効果も低くなると考えられています。早期発見のために、3歳児健康診査をきちんと受診しましょう。

「8歳以下のお子様で、医師により弱視・斜視等治療用眼鏡としての眼鏡作製の指示があるもの」の眼鏡の購入には、申請により医療費助成制度がございます。
最大37,801円まで支給されますので健康保険・国民保険窓口にご相談・ご確認くださいませ。

遮光レンズを必要とする疾患

網膜色素変性症

網膜に異常が起こり、暗いところでものが見えにくい夜盲(やもう)や、視野が狭くなる視野狭窄、視力低下が見られる遺伝性の病気です。日本では数千人に1人の割合で発病しています。発症の時期や症状、進行は様々で、幼少期に発症して40代頃に視力を失ってしまう重症な例もあれば、発症の年齢が高い場合や、進行が遅い場合では、高齢になってもある程度の視力を維持できている場合もあります

treatment_img06

「遮光眼鏡」を使用することにより、明るいところから急に暗いところに入ったときに感じる暗順応障害に対して 効果があるほか、物のコントラストをより鮮明にしたり、また明るいところで感じる眩しさを軽減させたりします。

遮光眼鏡は下記の方を対象に補装具として公的な補助を受けることができます。
●羞明を来していること
●羞明の軽減に、遮光眼鏡の装用より優先される治療法がないこと
●補装具費支給事務取扱指針に定める眼科医による選定、処方であること
詳しくは市区町村にあります福祉事務所にお問い合わせください。

治療用メガネ 作成一例

プリズムレンズ

プリズムレンズ

内斜位を矯正するために片眼10プリズム基底外方(両眼で合計20プリズム)の作成例です。
プリズムをレンズに組み込んむ場合、プリズム量はその度数やフレームサイズにより上限が異なります。詳しくは、ご相談下さい。

フレネル膜プリズムレンズ

フレネル膜プリズムレンズ

薄い塩ビフィルムで出来たメガネに貼り付けるタイプのプリズムレンズです。
プリズム強度の場合でもレンズ組み込みタイプと比べ、厚みが出ません。
反面、透明度が落ち見づらさがある事があります。

遮光レンズ

遮光レンズ(東海光学 CCP )

遮光眼鏡はまぶしさの要因となる【紫外線~青色光線】を効果的にカットし、それ以外の光を出来るだけ多く通すよう作られた特殊カラーフィルターレンズです。
まぶしさにより白くもやがかっているように見える状態を短波長を取り除くことでくっきりさせ、コントラストを強調させることができます。

Top