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2019.11.12 加工・調整・カスタマイズ

同じ度数で作製したのに疲れる。

メガネって目の視力検査や顔に合わせたフィッティングだけに目が行きがちですが、レンズを決めていただいたフレームに枠入れをする加工もとても重要なんです!!

 

先日、他店作製のメガネのレンズを止めているネジが2か月で外れてしまい、かつ同度数で作製したものの疲れる。とのことでご相談を受けました。

 

拝見させていただくと、、、

 

フィッティングの影響では無さそうなので、ネジが外れてしまったという箇所を見てみると、、、

 

↑レンズが大きく止めている部分の合口がネジをしめても締まりきりません。

 

加工を長いことやっているとネジを回すだけでレンズが枠に対して大きすぎる、小さいなど感覚でわかるのですが、大きすぎると感じたのでレンズの歪みを確認する歪み計で見てみると全体的にレンズが大きくてレンズが歪んでしまっている状態でした。

 

歪み計で確認した写真です↑

 

レンズがかなり歪んでしまっている影響で同度数で作製したのに疲れてしまうのとネジが外れてしまいやすい原因と考えられたため手摺りで修正し、大きさを正しい状態へ直しました

さらに長期的にみるとこれだけ歪んでいればレンズがダメになるのも早まります。(コーティング剥げ等)

 

修正したことでお悩みの二点は改善されると思われます。

 

 

私がひと手間加え加工したものを歪み計で見た状態です

フレームの材質形状により大きさなども変える場合もありますが、これが基本です!!

 

 

最近では何十分で加工というのをうたっているお店もありますが、早くする分こういったお客様に見えない点は手間をかけていなかったりするのです。

手間をかければそれなりに時間がかかります。ですが、お客様のことを考えれば見えないところも手間をかけるべきだと私は考えています!

メガネに関して言えば 早い=手抜き だとお考え下さい。

 

今回はレンズ加工が原因でしたが、これ以外にもフィッティングが原因だったり、レンズの設計の違いなど様々なことが考えられます。メガネって奥が深いのよ(; ・`д・´)

 

本日はこの辺で!!

 

 

 

 

 

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